XEMLIKX’s DIARY

DTM初心者の音楽日記 ByK2opX.,@T6

本気でDTMをやるならお金をかけた方が良い!!問題はどこに使うかだ!!

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ども、XEMLIKXです。早いものでDTMを初めて1ヵ月がたっていくつか曲らしいものを作ったりして色々と気付いたことや思ったことがたくさんありました。

楽曲的な部分はまだまだこれから吸収していかないといけない面がたくさんありますが、この1ヵ月でシンセサイザーやらエフェクターやら色々と買い足してしまってかなり先行投資をしています。

そこで見えてきた部分があって、そのことについて書いていきたいと思います。

本気でDTMをやるならなんでも最上位版が良い!

私は、はじめ趣味で試しにDTMでもやろうかな位の安易な気持ちから入っていて、真っ先に調べたのが「無料 DTM」とかで検索して調べ始めたんです。そこからDTMで使用するメインとなる楽曲を作るソフトがDAWと呼ばれるものだということを知りました。

使用しているDAWソフトウェアが「FLstudio20」なのですが、このDAWはクラブサウンド向けで尚且つ無料のバンドルがあるという所から使い始めました。FLstudioはほぼすべての機能を使うことが出来て触り心地を試すのは調度良かったのですが試しに曲を途中まで作ってプロジェクトを保存したんですが、後日再開しようとしたときに無料バンドルでは保存したプロジェクトを呼び出せないということをそこで知りました。

こうなると、毎回ぶっ続けで曲を作って書き出して終わりになってしまうのはかなり都合が悪いということで結局FLstudiomの策略通りライセンスを購入することになったんですね。やっぱり無料で使えるDAWはそれ相応に使い勝手が悪いので初めから有料の物を選択しに入れて選べばもしかしたらFLstudioを使ってなかったかもしれません。

DTMをやっている人の多くは「Cubase」(キューベース)を使っている人が多く日本語化されていて尚且つ利用者が多い分、情報も豊富にあります。「FLstudio」はというと日本語化されていないので「Cubase」に比べると「FLstudio20」は特に情報が少ないです。

※「FLstudio12」とかバージョンの低い物は結構ありますけど・・・

幸い自分が作りたいものがクラブ系のサウンドだったので、クラブサウンドの製作に向いている「FLstudio」をそのまま使っているような形ですが、DAWは長く使うものなので真っ先に自分に合うDAWでそこそこグレードの高い物を購入するべきだと思いました。なぜグレードの高い物かと言うと標準で備わっているプラグインや機能面でやはりグレードが高い物の方が格段に良い音が作れるからです。

そうなると必然的に金額が上がってしまいます。しかし、良い物を作ろうとするなら最上位版にある機能は必要だからで、DAWの販売元もビジネスでそれを提供している以上最上位グレードでしか使えないんだなということも解りました。

無料プラグインでは限界がある

前置きとしてフリーのVSTプラグインも良い物はたくさんあるということは先に言っておきつつ、フリーで提供されている物はやはり相応の物が多く、特にSyntheなどある程度高価なVSTプラグインはプリセットがすでに良い物が備わっていたりします。たいていの場合フリーのアップグレード版があったりもして、この機能を追加したいなというようなピンポイントのフィルター関係も同じようなフリープラグインがある場合でも有料の物はお金を出してでも欲しがるようなプラスの機能が備わっていて手間がかかる設定を1発で追加してくれたりするので作業効率が格段に上がるように思います。

DTMは計画的にやらないとお金ばかりかかる

DTMはすべて無料でやろうとすれば出来なくはありません。フリーのDAW、フリーのSynthe、フリーのフィルター、大抵の物は探せばフリーで揃います。しかし、この機能は絶対欲しいとかこの音が絶対欲しいとかこだわりがある場合に、それを手に入れようとするとほとんどが有償で提供されている物で、金額は数千円からですが計画的に買わないと細々と無尽蔵にお金が出て行きます。人気の高いSyntheなんかはプリセットなんかもフリーで大量に出回っていて1つのSyntheで結構色々なことが出来ます。それこそいろいなジャンルの音が出せるとは思います。しかしフィルター関係でもそうですがジャンルに特化したSyntheなどは、そのジャンルの音作りがしやすい、そういう音が出る、というものが多くかゆいところに手が届くようなものが多いなと思いました。

私の場合、クラブ系のサウンドを作りたいという前提はありましたが、細かいジャンルなどは特に決まってもいなく、しかも何をどうすれば良いかもわからない状態でしたからハウス系はこういうの使ってるなとかダブステならワブルベースが作りやすい方が良いよねとか無計画に思いつくまま欲しい物を入れようとした結果、かなり色々な物を入れてしまいました。入れたは良いが使わなそうだなというものもあって数千円のSyntheなんかは「SERUM」や「MASSIVE」あたりがあれば良いなって思ったり、それを買わずに「Sylenth1」を入れておけば良かったなと思ったりしています。

色々なジャンルを作っていけるのがDTMの良いところですが、自由だからこそオールマイティなDAWにしていくにはかなりお金も必要になります。ですから作りたいジャンルが決まっているならまずはそこから極めて行くのが良いのかなと思いました。

音を追加するのも良いけどそれより作業環境の方が重要

そこそこ高価なSyntheや特徴的なフィルター関係のVSTなど、これは買ってよかったなというものは確かに多いんです。ただ、そこにお金をつぎ込むよりもキーバードやスピーカーを真っ先に購入するべきだと思いました。キーボードは鍵盤が弾けないにしても絶対にあった方が良いです。キーボードが無いとコードも良くわからないしメロディを作る際にもDAWの鍵盤をポチポチやってたのではめんどくさ過ぎるというのがあります。そしてスピーカーに関しては良い音を作るには良い音が聴ける環境が無いとどうしたって無理でキーボードよりも先に良いスピーカーないしヘッドフォンなどを用意した方が良いと思います。

本格的なDTMは相当金がかかる!かけた分だけスキルアップにもなる

「音楽」というジャンルは金がかかり過ぎる趣味だと思います。本物の楽器類も金額はピン切りですが良い物を揃えようとするとそれなりに高価ですし、DTMの場合でも良い物を選ぼうとすると無尽蔵に金額が膨れ上がっていきます。プロとしてやっていくという方は当然のように良い機材、良いDAW、良いVSTを揃えて行ってるとは思います。スタンス的に趣味として捉えている場合でも「こういうのがやりたいな」というときにその都度お金がかかるなと実感しました。それと同時にお金をかけた分だけ作業効率が良くなったり良い音が出せるようになって行った手答えみたいなものはありました。

始めてまだ1ヵ月だとそこまで使いこなせているわけでは無いですが、ある程度良い物があると道具のせいに出来ないという状況は1つダメな原因をつぶせるという事で、いい音が作れないとかこんなことが出来ない!というときに道具のせいではないという事だけでもわかっている場合は初心者の悩みの種を一つ潰してくれるのでそれは良いことだと思います。有償のプラグインなどでも挿せば明らかに音が変わったりするものもあるのでそれを使うという選択肢を持っていることだけでもかなり変わって来ると思うのではじめのうちこそお金をかけた分だけ最低限のレベルが底上げされるような感覚を持ちました。つまりは金をかけた分だけ音作りに関してのスキルアップには繋がっているということだと思います。

お金をかけた分良い音が手に入るからこそ計画性も必要

いきなり良い機材を一気に揃えられるというのなら気にする必要もないですが、そうでない場合はDTMは無尽蔵にお金がかかってきます。VST一つをとってもそうですしサンプルパックなんかも毎度お金がかかります。お金をかけた分だけ相応の物が手に入るので真剣にDTMに向き合った分だけお金がかかるんだなと思ったりもしました。お金をかけないのであれば時間と手間をかけて1つの音を作っていくしか無いのですが、何時間もかけて音作りをしても思うような出音にならなかったりしたときに無料のサンプルパックにそれに近い物が入っていたりもしてゲンナリしたこともありました。また、散々やったけどVST1個入れるだけで問題が解決したりしたこともありました。解らないことだらけでやっているのでその都度気付かされたりもするんですが知っていれば解決できたなということも非常に多かったので作品を作るうえで音楽的な知識だけじゃなくDAWで出来ること、それぞれのVSTで出来ることなども知っておくことは必要だし、購入していないVSTでもどんなものがあるか、そのVSTが自分にとって重要度が高い物かどうかを知っておくことも必要なことだと思いました。そして良い作品を作るという目的に対してどの順番でお金をかけて行くのが一番効率が良いかを計画することは大切なことなんだなと改めて実感した1ヵ月でした。