XEMLIKX’s DIARY

DTM初心者の音楽日記 ByK2opX.,@T6

音楽を続けるためにはお金も稼がないといけない

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どもXEMLIKXです。

今回はお金の話を交えて書いていきます。

今年に入ってから本格的にDTMをやろうと思い立ち1月の中旬ぐらいからやり始めているので2か月が経過しようとしています。本格的に音楽をやりだして思ったことはDTMだけにかかわらずの話だと思うんですが、好きなことをやるにはお金がかかる。続けるにはもっとお金がかかる。ということを改めて実感しております。何をいまさらそんな話をなんですが、DTMの場合ならプラグインを買ったり、環境を作るのにキーボードやヘッドフォンやスピーカーなど周辺機器もそろえたり、人によってはキーボード以外にギターやベースなど色々な楽器を用意しだすと物凄い金額が必要になってきて音楽機材の値段は種類によっても色々ありピン切りですが次から次に欲しい物は出てくるし良い物は相応に金額も上がっていきます。細々と安いからと言って色々買って行ったらトータルで物凄い金額になって行くというのもありますよね。

とはいえ、私のように始めたての初心者DTMerは音楽を収入に変えるというのは中々難しい事で「そんな簡単に儲かるならみんな苦労しねーよ!」と怒られかねないことだと思います。本格的にアーティスト活動をされているような方はバイトや仕事をしながら日々そういった活動もされていると思います。

自分の場合も、DTMは真剣にやってはいますが今のことろ趣味として楽しんでいる状況にあります。DTMするにあたり必要な物を買うお金は全く別のところで稼いでいるのですが、最近では音楽にかけている時間の比重がかなり増えていて仕事を減らして音楽をやっているような状況です。

ここで、考えなくちゃいけないと思ったことは「アーティスト的思考」と「ビジネス的思考」についてなんです。

売れないアーティストは自己表現を続けるためにどこかしらでお金を得てこないと活動できなくなっていくので、アーティスティックな部分以外でお金を稼ぎながらアーティストをやるのか、それとも商業的なアートをしながら自己表現も続けて行くのかなどスタンスは色々あると思います。

商業的な部分でアートをしながら自己表現的なアートも行うという場面では、アーティストはおそらく大きなジレンマを抱えながら行っている方も少なくないと思っています。商業的なアートというのはつまり世間の需要に対して対価を得るためのアートであってアーティストというよりもデザイナーに近いのではないかなと思ったりもします。

アーティストもデザイナーも両者ともにクリエイティブなことをしつつも本物のアーティストは完全な自己表現を追求する者でありいわば芸術家です。これに対してデザイナーは世間の需要に対してクリエイティブな成果物で対価を得ることを職とする人ですから実際のところ枠組みが全く違いますよね。

この違いは、なかなか理解されにくい部分であったりはすると思いますが、成果物を作るにあたってアーティストやデザイナーのモチベーションに大きくかかわってくる部分だと思います。

芸術は自己表現の塊(かたまり)ですが、これで対価を得るのは本当に難しいことだと思います。どこの誰かも知らない人間の自己表現など世間の方々はさして興味も無くそこにお金を出そうという方もほとんどいないと思います。その反面でなんで「これが売れてるの?」というものでもベストセラーになっていたりする物もありますよね。

売れる物は大抵の場合、売れるように作っているということが多く戦略的にマーケティングを仕掛けたりしていることが殆どですし、「悪名は無名に勝る」という言葉もある通り名前が売れるというのは無名の人間よりもその分なんでも有利に働くので「有名な人の自己表現」という付加価値が付くだけで需要が生まれ対価が発生するということも一理あると思います。

アーティストはこうした部分で様々な葛藤を抱いているのではないかと思ったんです。

私の場合は、全く別の分野からアート寄りのこの分野に来ていて尚且つ趣味の範囲で楽しんでいる状況なのでそこまでの葛藤を抱くことは今のことないのですが、本気でバンドや音楽活動をしている方なんかはその葛藤は凄そうだなと思いました。

実際に私も身近なところでもバンドをやっていた人が自殺してしまったという話もあったりして「お金」だけではないでしょうけど少しだけその葛藤が見えたと感じたんです。芸術にはお金がかかる、しかしお金を追い求めると芸術とは真逆のベクトルに向かって行ってしまう。

非常に難しい問題なのだろうと思います。

他人ごとのように話せてるのは、私自身が「どちらの気持ちもわかるから」という所があります。アーティストは良い作品を作ることはもとよりですがお金を稼ぐことも良い作品を作り続けるためには必要なことですからマーケティングやマネジメントの知識を付けて戦略的に行動する部分も身に着けてお金もしっかり稼ぎながら音楽活動をしていくともっと楽しくなるんだろうなと思いました。

それと同時に本気でアートな分野でずっと続けている人って本当に凄いんだなって改めて尊敬したという話でした。

 

今回のコラムは以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。